A.間違った思いや行いで生きた人が死後地獄に行き、悪霊になります。
霊的な世界の実在を信じている人たちは、悪霊に対する関心が高いと思います。
ただ、悪霊のことを、昔話で読んだり、幽霊話や怪奇話で聞いたりはしていても、自分の身近な問題として受け止めることは、なかなかできないのが現実ではないでしょうか。
しかし、目に見えない世界で、確かに悪霊は暗躍しているのです。
皆さんのなかにも、そうした者に操られている人がおそらくいるだろうと思います。
悪霊とは心の自由性を誤って使った人たち
悪霊とは何かといえば、結局、「人間のエネルギーのなかのマイナス部分(※)、マイナスの想念エネルギーに感応して生きている者たちだ」と思えばよいのです。
地上でマイナスの想念を数多く持って生きた人は、死後、地獄界という所へ行き、悪霊となって、そこに棲みついています。
すなわち、悪霊という特殊な霊が初めからいるのではなく、悪霊になる可能性は、すべての人間にあるのです。
人間は、心のなかにどのような思いを抱くかに関して、自由を与えられており、その自由を行使して、自分を変えていけるようになっています。
思いの自由性というものを駆使して、人間は、天使のようになることもできれば、悪魔のようになることもできるわけです。
「悪霊という存在は、残念ながら、心の使い方、用い方を誤った人たちだ」と言えるのです。
※人間のエネルギーのマイナス部分とは ... 妬み、怒り、愚痴、足ることを知らない心、不平不満、悲観的な心、怠惰な心、憎しみなど。