心臓病、胃潰瘍、糖尿病の原因は、
悩みから解放されないこと、
不安や過度の緊張生活、
つまり、競争社会のツケと、 怒りや自己破壊願望である。
高カロリー、水分過多、運動不足が、 さらに発病を手助けする。
心の指針(50)—『心と病気』より
心臓病を予防するには、まず生活習慣の改善から
日本人の死因には心臓病が多いのですが、これは、ほとんどの場合、生活習慣病でしょう。脂っこいものやカロリーの高いものを食べて、運動の習慣が充分にない場合に起こります。
したがって、心臓病になる人を予測することは可能です。霊障とは違い、肉体的なものが原因ではありますが、その人の生活習慣を見れば予想はつきます。
「このままでは心臓の病気で逝く」と思うならば、そうならないようにするために、意志の力で努力することが大切です。 食べ物のところで、脂肪質のものや高カロリーのものは、やはり量を控えめにしなければなりません。アルコール類もカロリーがかなり高いので、飲酒が過ぎているようであれば、それを抑えることが必要です。
サラリーマンで、「夜、外で酒を飲み、つまみなどを盛んに食べる。そして、家へ帰ってからは、お茶漬けを食べる」という生活をしている人がいます。お酒は水分なので関係がないように思うかもしれませんが、お酒は高カロリーなので、そういう生活をしていると、三千キロカロリーや四千キロカロリーは、すぐに行ってしまい、やがて体を悪くします。
心臓病は生活習慣から来ているので、心臓病を予防するには、三十代ぐらいから努力することが必要でしょう。三十代あたりから老化は始まるので、適度な運動や栄養のコントロール、標準体重の維持の仕方、休息の取り方などを早めに考えておかなくてはならないのです。
「心と体のほんとうの関係」 p.200