コレクション: 貧困
十分なお金がなくて、生き辛さを抱えているのではないでしょうか。
それでも、いまの貧しさが未来の貧しさを決めるわけではありません。
大川隆法総裁の教えの中から、借金や貧困の悩みをときほぐす心の処方せんをお届けします。
人間は「自分が尊敬している人」に近づいていく
子供時代において、両親が経済的なことで苦労していた人は多いでしょう。
日本では、戦後、倒産も失業もずいぶんあったので、経済的に困窮(こんきゅう)した親は大勢いたと思います。ただ、それを親が子供に語るときには、おそらく、苦労談が一種の美談に変わっていると思います。
そして、「会社を何回も潰してしまい、お父さんやお母さんは苦労したんだね。苦労しなければ、人生は生きていけないんだな」などというような思いが、20歳までの間に子供の頭に刷り込まれると、親を尊敬していればいるほど、その子には、親と同じことをしていく傾向が出てくるのです。
子供は無意識に親のまねをします。貧乏経験も貴重ではあるのですが、それをあまりにも美化して子供に刷り込むと、子供は同じことを繰り返すのです。
こうしたことに気をつけなくてはいけません。(中略)子供時代には、親を見ているので、親の影響を強く受けますが、それを、どこかの時点で取り除かなくてはなりません。
もし、よい親だったら、親を尊敬し、そのまねをしてもよいのです。
しかし、親には、尊敬すべき部分と、尊敬してはいけない部分とがあります。親の尊敬してはいけない部分に気がついたら、その部分については、尊敬するのではなく、それと入れ替えて、あなたが尊敬すべき人を、そこに置き、「あの人のようになろう」と考えなくてはいけません。
経済的にも成功して、世の中のために尽くした人は数多くいます。そういう人たちのなかで、誰か自分に合った人を尊敬し、「この人のようになりたい」と思い続けると、次第しだいに波長が合ってきて、その人に似てくるのです。
人間は、自分が尊敬している人に近づいていきます。尊敬している人に引き寄せられていくので、成功した人を尊敬することが大事なのです。
(『繁栄思考』 より)
心の世界で貧乏になっていると、それが現実になる
精神的に貧乏性になっていると、現実にも貧乏になっていきます。心の世界で貧乏になっていると、それが現実になるのです。
お金を持つことは悪いことだという罪悪感を持っている人は、指のあいだから、お金がすり抜けていきます。そのため、たまにお金が入っても、持っていられなくて、全部ばらまいてしまいます。
人にはそれぞれ、持てる金額の範囲があるのです。気が小さくて、10万円までしか持てない人がいます。それ以上持つと、「スリに取られるのではないか。どこかで落とすのではないか。かけごとに手を出すのではないか」と、安心できない人がいるのです。財布に2000円以上は絶対に持てないという人もいます。
あるいは、「投機的なことに手を出すおそれがあるので、ある一定額以上の貯金を持つと危ない」と考える人もいます。
このように、一定額以上のお金を持つと不安になったり、罪悪感を持ってしまったりする人がいるのですが、こうした人にはお金が貯まりません。
お金が貯まらないどころか、マイナスになって初めて安心できる人もいます。常に借金があると安心する人が何割かいて、「このお金を返すまでは死ねない」と、借金をてこにして働いているのです。
現象が現われる前には、思いが必ず先にあるので、まず思いを点検してみてください。経済的な面には、その人の精神傾向が非常にはっきり出てきます。
(『人を愛し、人を生かし、人を許せ。』 より)
「豊かさは決して罪ではない」と、しっかり心に刻む
借金型、貧乏型の人に対して、私がアドバイスしたいことは3つあります。
第一は、堅実さを身につける、堅実に生きる工夫をするということです。
とにかく、堅実な生き方をして蓄財をしなければ、豊かになることは絶対にありません。入ってきた金額以上に使おうとはしないこと、そして、入ってきたお金をすべて使うのではなく、少しずつ蓄えながら、豊かさを味わうことです。まず、そうした堅実な生き方をすることが大切です。
第二は、自分の仕事に工夫をしてみることです。
「もっと工夫できるのではないか」「新たな発見があるのではないか」「もう少し収入が得られる道があるのではないか」「もっと自分を生かせる場があるのではないか」と考え、工夫や研究を常に怠らないことです。
第三は、メンタリティー(心的傾向)の問題に関してですが、精神的貧乏性、受難を好む性格、「借金取りに追いかけられたくてしかたがない」という性格を解消し、克服するために、「豊かさは決して罪ではない」と、しっかり心に刻むことです。
(『「幸福になれない」症候群』 より)
収入の範囲内で生活をし、収入のなかの一部を貯蓄に回す
現代の生活を見てみると、現代人たちには消費のほうを先行する傾向があります。
将来に入ってくるお金を目当てにして、先に物を買ってしまいます。これは、おそらく欲望のほうが理性に勝っている状況だと思います。ボーナスを見込んで先に物を手に入れようとするのは地獄型経済と言ってもよいでしょう。
また、世のセールスマンや商売人たちは、その地獄型経済をよしとして、「ボーナス払いでいいですから、お買いになりませんか」「分割払いでいいですから、お買いになりませんか」と言って勧めてきます。そして、借金先行型の経済が進んでいきます。
しかし、経済においては、やはり収入の範囲内で生活するのが原則なのです。いや、収入の範囲から、一定部分を、貯蓄、蓄財に回すのが天国的生活なのです。
時代が変わっても、この原則は変わりません。現在どのような経済機構が進んでいても、やはり変わらないのです。それは、「貯蓄をしていく」「将来のために、あらかじめ資金を残していく」という活動自体が、実は精神的な余裕を生み出すからなのです。
借金が先行していくと、「それが、経済的には、いかに便利であるか」を他の人から説明されたとしても、あるいは、「節税に効果がある」というような話を聞いたとしても、現実にはマイナスのお金がそこにあるのであり、自分は将来の労働を担保に取られていることになるわけです。将来働くことを担保にして、お金を借りているかたちになります。
そうすると、将来に対する不安が募ってきます。将来の自分の健康や仕事能力への不安が募ってきます。その結果、常に追い立てられるように働くことになります。世の中には、「借金をテコにしないと働けない」という人も、いることはいますが、そうした考え方では決して大成はできません。
したがって、主婦だけではなく、ご主人にも言っておきたいのです。収入の範囲内で生活をし、また、収入のなかの一部を貯蓄に回すことです。「将来のために先取りをして、現在を慎み、節約していく」という考えのなかに、実は、大きな発展があるのです。
蓄財をしないで大金持ちになった人はいません。蓄財という考えのない人は、いくら収入があっても、それをすべて使ってしまいます。そのため、結局、手元にお金が残ることはないのです。
(『仕事と愛』 より)
豊かさに応じたユートピア計画を持つ
お金を持つことに罪悪感を持っている人は、必ず貧乏になっていきます。
そうした人は、お金がもうかりすぎると、「こんなことで人生をまっとうできるはずがない。これは何かの間違いだ」と思っているうちに、事故を起こすなどして、結局、得たお金を失ってしまいます。お金が貯まっても、それを長くは持てないのです。
そうならないためには、豊かさに応じたユートピア計画を持つことが必要です。
「豊かになったならば、こうしたことにお金を使っていきたい」という絵を、心のなかに持つのです。
夫婦と子供をあわせた程度の、小さな範囲の経済ばかりを考えていると、小さなところで終わるでしょう。
しかし、「もっと豊かになったならば、こう展開していきたい」と思い、使い途を心のなかに描いて、それに納得ができていると、お金が貯まっても不自然でなくなるのです。
(『人を愛し、人を生かし、人を許せ。』 より)
「人々の役に立つ仕事」を心掛ければ、経済は必ず好転する
経済問題については、個別具体的なことを深く考えすぎる必要はありません。
世間様のお役に立つような仕事を常に心掛けていれば、どのような職場にいても、みなさんの経済状況は好転します。
そして、今いる会社のなかで、自分の持っている能力や才能を生かし切れなくなった場合には、必ず、新天地が開けるようになっています。世の中というのは、そのようなものなのです。
見る人は、必ず見ています。人々の役に立つ仕事をしていれば、みなさんに、もっと大きな仕事をさせるべく、しかるべきときに、しかるべき手を伸ばして引っ張ってくれる人が、必ず現れてくるのです。
(『心を癒す ストレス・フリーの幸福論』 より)
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