コレクション: パニック障害・恐怖症

過去世で、たとえば、山を歩いていて、突如、山賊などに襲われて殺されたとか、不意打ちで殺されたとか、強盗に襲われて路地裏で殺されたとか、家のなかに入ってきた強盗に殺されたとかいうように、不意を突かれて殺された人は、生まれ変わったときに、さまざまな不安や恐怖心が非常に強く出てきて、パニック障害などになることがあります。

このように、「通常で考えて、おかしい。この世的な原因を振り返って考えてみて、どうも充分ではない。幼少時を振り返っても、原因が、どうもない」というものになると、何回もある過去世のいずれかで起きた異常体験が影響していることは、とても多いのです。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』より

閉所恐怖生き埋め等の過去世の体験が影響している閉所恐怖症症という人もいます。「閉じ込められるのが怖い。小さな部屋は怖く、エレベーターも怖い。鍵をかけられるのが怖い。とにかく、窒息しそうで怖い」という場合も、過去世をリーディングしたら、やはり、そういう死に方をしています。逃げられない状況に追い込まれて殺されたりしているのです。

たとえば、ナチスのガス室で殺された人だったら、やはり、閉じ込められるような状況を、ものすごく怖がります。

ああいうかたちで大量の人が死んだ場合、死んだ人は、わりに早く生まれ変わっているのですが、そういう恐怖心を持っている人がとても多いのです。

もっとずっと古い時期までリーディングをすれば、閉所恐怖症の原因が、エジプト時代までさかのぼるものもあります。

古い時代のエジプトでは、王が死ぬと、王に仕えていた下僕や侍女たちは、宝物と一緒に王の墓に生き埋めにされたこともありました。

なぜ生き埋めにされるかというと、「王が、あの世へ行って、自分一人だったら不自由でしょう。生活が大変でしょうから、家来も一緒にあの世に送ってあげましょう」ということなのです。そのため、家来が生き埋めにされて死んだりしています。

こういう場合も、まだ死にたくなかったでしょうから、それがカルマとなって、閉所恐怖症として出たり、生き埋めに対する恐怖のようなものが強く出てきたりするのです。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』より

「高い所が怖い」という人がいます。高い所に上がると、とにかく怖くて怖くてしかたがないのですが、これは、過去世をリーディングすると、高い所から落ちて死んでいるケースがほとんどです。

戦争で、そうなる場合もありますし、崖から落ちたり、屋根から落ちたり、櫓から落ちたり、建物の窓から落ちたり、突き落とされて殺されたりと、過去世で何らかの墜落体験があるのです。そういう人の場合は、高い所が怖くて怖くてしかたがないわけです。

最近では、飛行機事故で亡くなった人が、また生まれ変わってきた場合に、飛行機に対する恐怖が出てくることもあります。飛行機に乗るのが非常に怖い人です。

このように、魂は、過去世から、いろいろなものを持ち越してきて、過去世の恐怖体験がよみがえるのです。

今回の人生で大きな事故などに遭った場合、それは、やはりカルマとして遺るので、次に生まれ変わるときには、それに対する恐怖心が出てきやすいのです。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』より

水がとても怖い結婚相手を自分で判断できなければ、しかるべき人に判断してもらう人もいます。「水に入るのが怖い。プールも怖い。川も怖い。水を見ると、とにかく恐怖心が起きてしかたがない」という人です。

たいていの場合、これは、リーディング(霊査)をすると、過去世において、水のなかで亡くなっています。水没、水の事故、水で殺される、洪水で死ぬなど、水によって死ぬ経験が出てきます。

そういう場合、ものすごい恐怖が魂に遺るのでしょう。魂のなかにある恐怖心が、今世においても、一種の恐怖症として出てくるのです。だから怖くてしかたがないわけです。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』より

「女性恐怖症」や「男性恐怖症」という「異性恐怖症」においても、だいたい、何かのときに失敗したような経験があって、それからあと、恐怖心が生まれ、どうもぎこちなくなったり、自分を信頼できなくなったりしていることが多いのです。

このあたりに関しては、そういう自分自身をよく見つめてみることです。「そうなのではないか」と思ったら、自分で自分にかけていた洗脳というか、呪縛のようなものが解けていくので、そういうことが大事なのではないかと思います。

大川隆法著『老いて朽ちず 』より

離婚経験が結婚相手を自分で判断できなければ、しかるべき人に判断してもらうある人、あるいは、いつまでたっても結婚できない人は、たいてい女性恐怖症です。女性に自信がない男性は、なかなか力が出てこないものです。そのため、交渉力も出ないことになります。

したがって、離婚をして悩んでいる人は、適当な人を早く見つけることが必要です。また、いつまでも独身のままでいる人は、理想が高すぎることもあるので、適当なところで見切りをつけるか、自分で判断できなければ、しかるべき人に判断してもらうことです。

自分で決めかねる問題は、親や上司、先輩などの意見に従うという方法もあります。このように、ときには人に下駄を預けることも必要です。人に相談しても意見が分かれることはありますが、そのときには、自分が最も尊敬している人や、自分に最も近い考えを持っている人の意見に合わせることです。

大川隆法著『「幸福になれない」症候群』より

現在が変われば、過去だって変えられる

現在のあなたが変われば、過去は変えられます。

経済的に大成功した人のなかには、「幼少時に貧乏だったのがよかった。貧乏から脱出したくて、頑張って、こうなれた。家が金持ちで、私が豊かだったら、こうならなかっただろう。貧乏だったから幸福になれたのだ」と言っている人だっています。結果から見たら、ほんとうに、そう見えるのです。

過去に理由を求めているうちは、ほんとうは、まだ甘いのですね。現在ただいまのあなたを光り輝かせたら、過去も変わって見えるようになります。

幸福になれない理由を過去に求めたら幾らでもあるでしょう。しかし、何だって“幸福の種”になるのです。

過去を探究して、「あれが原因でこうなった」と考えることは、一つの方便としてはありうることですし、それも一つの導きではあるのですが、実は、現在ただいまのあなた自身が変わったら、過去は、全部、違って見えてきます。

今世の過去も変わりますが、もっと行くと、過去世で不幸だったことについても、「あれは今世で幸福になるための種だったんだ」と思えます。そこまで、過去に戻って自分の人生を引っ繰り返すことだってできるのです。そのくらいの強さを持ってください。

過去が変えられるのであれば、未来を変えることぐらい簡単です。これからのことなのですから、充分に変えていくことができるでしょう。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』より

理由がわからない病気や難病は「本当の原因を本人が自覚した段階」で崩壊していく

人はいろい理由がわからない病気や難病は「本当の原因を本人が自覚した段階」で崩壊していくろな過去世を持っていますが、過去世に経験したことが原因で現在病気になっている人も数多くいます。そのため、理由が分からない病気になっている人、不思議な難病になっている人などの過去世リーディングを行うと、今世を見ただけでは分からない病気の原因が分かることもよくあるのです。

そうすると、不思議なことに、退行催眠によるものとまったく同じ現象が起きます。つまり、その原因を突き止めた段階で、“カルマの現象化”というか、業の現実化したものが崩壊し始め、病気が治っていくようなことが起きるのです。そのように、本人が自覚した段階で病気が崩壊していくわけです。

これはまことに不思議なことです。どうしてそうなるのか不思議に感じるほどですが、真の原因について本人が納得すると、その病気がどんどん崩壊し始め、消えていくのです。

大川隆法著『鋼鉄の法』より