コレクション: 失業に悩むあなたへ

仕事を失うということは、人生を失うことのように辛いことだと思います。 でも、だからといって、あなたの人生や価値を否定されたわけでは決してありません。 神さまから見たら、あなたは世界でただ一人の価値ある存在です。 その神さまが、いまあなたに何を教えようとされているのか、 立ち止まって考えてみませんか。 大川隆法総裁の教えの中から、失業中のあなたに必要な心の処方せんを選びました。 INDEX 苦難や困難で人生の底の部分を固めた人間は、強くなれる 「世の中を少しでもよくしたい」という志を立てよう 愚痴を言ってよくなった人は、いまだ一人もいない 苦難や困難で人生の底の部分を固めた人間は、強くなれる 苦難や困難で人生の底の部分を固めた人間は、強くなれる 「偉人や大人物になるためには、大病、浪人、失恋、離婚、失職などの苦難や困難を経験する必要がある」というようなことが言われています。これらがなぜ偉人や大人物になるための前提なのかといえば、こうした苦難や困難によって、これ以上は落ちないという、人生の底の部分を固めることができるからです。 自分の心の底にある“大地”を確かめた人間は、強くなれるということです。そして、困難をはね返し、立ち上がることができるのです。 「この種の困難に対して、自分はここまでは頑張れる」という限界をつかむことが大事です。したがって、苦難や困難に積極的意味を見いだすことは、そう難しいことではありません。それによって、「ほんとうに追いつめられたとき、どれだけの自己を発揮できるか」ということを知ることができるのです。 「ある人の人物を見るためには、その人が得意の絶頂にあるときと、失意の底に沈んでいるときとを見ればよい」と言われています。 得意のときに自我が出て、うぬぼれるのは凡人です。また、失意のときに泣き叫び、喚く人も凡人です。 この両極端のときに、不動心や平常心を持って生きることのできる人間は、それだけで非凡なのです。 大川隆法著『不動心』より 「世の中を少しでもよくしたい」という志を立てよう 「世の中を少しでもよくしたい」という志を立てよう 万一、自分の勤めていた会社が潰れたとしても、一定の期間を置いて、またどこかに転職しなければいけませんし、自分で会社をつくらなければいけなくなるかもしれません。しかし、「勤勉に働いた」ということに対する実績というか、自信のようなものが、次の活躍の舞台で生かされることがあるのです。ゆえに、熱意を伴う勤勉さを大事にしていただきたいのです。 では、勤勉さのもとにあるものは、いったい何でしょうか。それを考えると、私は、やはり、「志」という言葉が思い浮かびます。古い言葉ですが、どうしても、「志」という言葉が出てくるのです。 それは、「世の中に対して、微力であっても、何らかの愛の一滴を加えたい」という気持ちであり、大きな言葉で言えば、「人類の進歩にわずかなりとも貢献したい」という気持ちです。「世の中を少しでもよくしたい」という思いです。そういう志が、勤勉さのもとにあるのです。 自分の持ち場はたとえ小さくとも、「そういう志があるかどうか」ということで、その人の未来は大きく変わっていきます。 大川隆法著『不況に打ち克つ仕事法』より 愚痴を言ってよくなった人は、いまだ一人もいない 愚痴を言ってよくなった人は、いまだ一人もいない みなさん、想像してみてください。 みなさんの前にいる人が、明るく積極的で建設的で、希望に燃えているならば、たとえ、その人の過去に、病気や失業、進学や卒業の失敗、事業の失敗などがあったとしても、そのようなことを問う人がどれほどいるでしょう。 そうした過去の影を引きずっていればこそ、人々は、その人を「不幸な人だ」と言うのです。 そうした過去の影を捨て去って、いまは、明るく積極的で建設的で、希望に満ちて、やる気満々で生きているならば、そこにいるのは「幸福な人」そのものではないでしょうか。 朝、目を覚ましては、「目覚めがよい。きょうも一日、頑張るぞ。年を取ることなど少しも怖くない。死ぬまで仕事をしていくぞ。世の中のために働くぞ。周りの人たちを幸福にするぞ」と考えるような人で世の中が満ちていたら、どうでしょうか。 いや、少なくとも、あなた一人が、そういう人になったならば、「世の中から不幸を一つ消し去った」と言ってよいだろうと思います。それは、まさしく実現可能なことなのです。 明るく幸福な考え方をするだけで、ほんとうに明るく幸福な人生が開けてくるのです。 明るく幸福な人生を生きるために、自分で勝手に条件をつけてはなりません。「こういう条件があれば自分は幸福になる」といった条件をつけてはならないのです。 「お金が一千万円あれば幸福になる」「よいところに就職できれば幸福になる」「よい人と結婚したら幸福になれる」「よい学校を卒業したら幸福になれる」というような条件をつける心は、卑怯な心であることを知ってください。 そのような条件にかかわりなく、みずから明るく人生を切り開いていこうとしている人の前には、見事な人生が開けてくるのです。 「勇気を持って、密林を開拓しよう」という心を持たねばなりません。そうした人がいてこそ、素晴らしい新世界が開けてくるのです。 決して条件をつけてはなりません。「こういう条件さえあれば」「これさえなければ」という考え方と、きょうで「さよなら」をしましょう。きょうからは、「これが不足だから自分は幸福になれない」というような理由は考えないことにしましょう。言い訳はやめましょう。愚痴を言うのはやめましょう。 愚痴を言ってよくなった人は、いまだ一人もいません。愚痴を言って幸福になった人など、いまだかつていません。 愚痴を言うと、自分自身も心に毒をためるばかりですし、その愚痴を聞かされた人もまた、暗い気持ちになってしまいます。愚痴は毒と同じです。二重、三重、四重になって、他の人たちを苦しめていきます。 したがって、まず、愚痴を言わないことです。 しかし、愚痴を言わないだけでは充分ではありません。愚痴の代わりに、心のなかに明るく建設的な種をまいていくことです。そうすれば、素晴らしい花が開いてきます。 大川隆法著『アイム・ファイン』より